世の小学生は夏休みです。拙宅の子ども達も。
子どもの宿題で「本を何冊読む」というような宿題があり、図書館に行った際に父親的お薦めを選んできました。リストアップして簡単な情報まで書いて渡したところその何冊かは実際に子どもも借りてきて読んだようです。アマゾンのリンクを借りてリストを再現すると下記のようになります。アフィリエイト付きなのはご容赦……私の嗜好が出てしまっていて子ども達には申し訳ない。
1. イレーナ・センドラー―ホロコーストの子ども達の母 平井美帆著
2. サンタの友だちバージニア 村上ゆみ子著
3. ツツ大主教―南アフリカの黒人差別・アパルトヘイト(人種隔離)政策に対してたたかう勇敢な大主教 (伝記 世界を変えた人々) ディヴィット・ウィナー著、箕浦万里子訳
4. 左手がなくてもぼくは負けない! カンボジア、地雷と子どもたち (戦争ノンフィクション) 高橋うらら著
5. さかなのなみだ さかなクン
6. ファーブルの昆虫記 (上) (岩波少年文庫 (513)) 大岡信訳、下巻も
7. 素数ゼミの謎 吉村仁著
8. わたしのスズメ研究 (やさしい科学) 佐野昌男著
9. カモのきょうだいクリとゴマ なかがわちひろ著
10. ぼくが写真家になった理由(わけ)―クジラに教えられたこと (Sphere Books) 水口博也著
このなかで一番最後、10番目の『ぼくが写真家になった理由』は「おとんも読みたいから借りて来てくれ」と子どもに頼んで家で改めて読みました。子ども達のための下調べをしていて水口博也さんが写真集を ebook として刊行されているのを知ったからで写真だけでなく書かれた文章も読みたくなったのでした。写真集は複数ありましたが『ORCA of the World』を今回は読んでいます。
購入して読んでみました。iPad で読んだ場合、2枚の写真が1画面に表示される画面構成になります。ちなみに iPhone の小さい画面では1画面1枚になりました。写真の場合も「リフロー」という表現を使うのかどうか分かりませんがみやすいように制御されているようです。
ひとつの写真を大きくしてしたい場合は写真をダブルタップするとできます。左上の「×」をタップすればもとの画面に戻ります。
水口博也 : Kindleストア
子どもの宿題で「本を何冊読む」というような宿題があり、図書館に行った際に父親的お薦めを選んできました。リストアップして簡単な情報まで書いて渡したところその何冊かは実際に子どもも借りてきて読んだようです。アマゾンのリンクを借りてリストを再現すると下記のようになります。アフィリエイト付きなのはご容赦……私の嗜好が出てしまっていて子ども達には申し訳ない。
1. イレーナ・センドラー―ホロコーストの子ども達の母 平井美帆著
2. サンタの友だちバージニア 村上ゆみ子著
3. ツツ大主教―南アフリカの黒人差別・アパルトヘイト(人種隔離)政策に対してたたかう勇敢な大主教 (伝記 世界を変えた人々) ディヴィット・ウィナー著、箕浦万里子訳
4. 左手がなくてもぼくは負けない! カンボジア、地雷と子どもたち (戦争ノンフィクション) 高橋うらら著
5. さかなのなみだ さかなクン
6. ファーブルの昆虫記 (上) (岩波少年文庫 (513)) 大岡信訳、下巻も
7. 素数ゼミの謎 吉村仁著
8. わたしのスズメ研究 (やさしい科学) 佐野昌男著
9. カモのきょうだいクリとゴマ なかがわちひろ著
10. ぼくが写真家になった理由(わけ)―クジラに教えられたこと (Sphere Books) 水口博也著
このなかで一番最後、10番目の『ぼくが写真家になった理由』は「おとんも読みたいから借りて来てくれ」と子どもに頼んで家で改めて読みました。子ども達のための下調べをしていて水口博也さんが写真集を ebook として刊行されているのを知ったからで写真だけでなく書かれた文章も読みたくなったのでした。写真集は複数ありましたが『ORCA of the World』を今回は読んでいます。
水口さんのプロフィールは当書の巻末にもあり、また水口さんのウェブサイトでも読めるのですが『ぼくが写真家になった理由』の中でも書かれています。出版社に勤務された後に独立、写真家、ジャーナリストになった経歴の持ち主です。つまり編集など出版に関わる仕事の知識と経験を著者自ら持っておられるということになります。
グラフィック誌の『スフィア』の創刊が1997年のようなので実績も積み重ねられていますが現在ラインナップされている ebook の出版年は昨年2013年ですので最近になって取り組まれたのかと思われます。写真集というジャンルが ebook という形態において存在意義を持つのだろうか、という興味からも読んでみたところです。
水口博也さんのウェブサイトに ebook のラインナップのページがあり、Kindle store か reader store のいずれか、あるいはどちらかへの購入へのボタンが設置してあります。今回は Kindle store で購入しています。※
ebook のラインナップのページ。写真集だけでなく、ソニーα77での撮影方法の教本も並べられています。
購入して読んでみました。iPad で読んだ場合、2枚の写真が1画面に表示される画面構成になります。ちなみに iPhone の小さい画面では1画面1枚になりました。写真の場合も「リフロー」という表現を使うのかどうか分かりませんがみやすいように制御されているようです。
ひとつの写真を大きくしてしたい場合は写真をダブルタップするとできます。左上の「×」をタップすればもとの画面に戻ります。
私は『ぼくが写真家になったわけ』と併せて読んでいたので写真の背後にあるストーリーを思いながら読むことが出来たのですが写真集単体としてだとどうでしょうか。この写真集は美しい自然を写真家の経験と思いで切り取ったものです。このような「美しい」写真の需要というものはポスターであったり、大判の写真集であったりするのではないか……と改めて感じました。もし PC なりタブレットの画面で見るのならば未使用時にスライドショーで写真を表示していくなんていうのはいいかもしれません。でも漫然とタブレットなりの画面で写真集を見ようと思うか……
写真集、という括りに限らず ebook というカタチでニーズがありそうなものにポルノグラフィが考えつきます。こっそり買いたいもの、です。勿論ブックストアサービスにはお薦め機能があったりして迂闊に買うと恥かしいことになったりしますがアカウントを変えるぐらいの工夫をすれば良いならば男は馬鹿ですから買うかもしれないですね。
芸術作品や動植物写真、ポートレイトといった画像となるといかにその美しさを鑑賞できるかがキーとなるもので、余程大きいモニター画面であればその需要に応えられるでしょうがタブレットだとどうか。そう考えると「写真の豊富なノンフィクション」という形態か「スライドショー機能」のような付加価値が写真集の活きる道ではなかろうかと愚考するところです。そもそも既にブログなどで動画、写真、文章がミックスされた作品を詳細な技術知識がなくともつくって発表することが可能となっているいま、ebook もそれを越えるようなメディアミックスな作品が生まれてしかるべきでしょうか。
水口博也 : Kindleストア
※今回当初は iPad から Reader ストアで購入しようとしています。ただ悪戦苦闘した挙げ句「お使いのデバイスでは購入いただくことはできません」というガイダンスが出て購入できなかったためあきらめて Kindle Store のみで購入しました。ソニー社が Reader から撤退するのではないか……という推測記事が出て Reader 端末の購入を思いとどまったのが今年の5月ですがまた Reader との縁をつかみ損ねたようです。
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