"Paberish" というサービスのリリースを知って、自費出版サービスといったものについて調べたり試したりし始めました。
"Paberish" は「あなたが持っている知識やテクニック、秘密を執筆し、「スクロールブック」としてデジタル出版することができます」という触れ込みでスタートした iPhone App。特徴が前述の「スクロールブック」という横書き文章を縦にスクロールする形式と、アプリの中でそのブックを「販売」可能である、ということ。
そういえば他にそういうサービスあったよな……とブクログのサービス「パブー」を思い出しました。すぐに思い出さなかったのは「パブー」は android アプリはあっても iPhone アプリは無いためでしょうか。改めてみてみると「パブー」は「プロ版」が出ており、「プロ版」へのアップグレードで作品を Kindle Store や kobo ebook store に連携して販売できりようになっていました。これから更に連携先サービスを拡充するように書かれていますが、Kindle Store で充分な印象を持ちます。あとは筆力とプロモーション力があれば……という気になります。
とはいえ結局 Amazon に基盤システムを押さえられたようなことになっていて、日本から発するサービスでこのような状況をつくりだせないものなのだろうかという気持ちにもなります。なにやらお金を Amazon に吸い取られているようでもあり…… とはいえ、本から始まって全てのモノを販売できるサービス基盤を作り、次には新しい本のカタチと販売基盤を作ろうというその積み重ねには尊敬の念を抱きます。
というようなことを調べているなかで、パブーが開催した作家発掘プロジェクトから生まれた絵本が iPhone アプリになっていることを知りました。この作品、ちゃんと単行本の絵本になって Amazon で788円で購入できるのですが、アプリは無料公開されています。
『ニコニコしょうてんがい』の作者ソ・ミジさんはイラストや絵本を描く活動の場として東京を選んで来られた方。「パブー」を足がかりにしてこの作品は生まれたことになり、こういうチャンスを与えるサービスというのはいいな、と思います。
e-book は文字及びナレーションが日本語と韓国語の2バージョン選ぶことができます。絵本も韓国語版があって、韓国の書店に並んでいたりするのでしょうか。
e-book の絵本には BGM と読み聞かせのナレーションの OFF/ON が出来るようになっていて、両方試してみました。こうなると絵本とアニメーションの境界線は曖昧になってきて、どっちなんだろうと思ってしまいます。NHK 教育テレビのアニメーションで、こういうのがあったかもしれないなというような既視感を感じます。
でも絵本という形式はもともと自由なもので、小さいものから大きい版までその絵本に一番合ったサイズやフォントで世に生み出され、子供達が読んできました。飛び出す絵本は自分が子供の頃にも親しんだ記憶があります。音にしても、Eric Carle さんの『だんまりこおろぎ』がうちにありますが、最後にこおろぎ君が鳴く時本当に音が出るようチップが埋め込まれてたり。一番新しい試みがなされてきて、これからもされていく分野なのかもしれません。
そんな理屈も本を読む子供達には関係なくて、魅力的なものであるならばきっとながく読まれていくのでしょうね。
ちなみに「ニコニコしょうてんがい」は実在します。「ニコニコ商店街」という名前の商店街じたい複数あるようなのですが、この作品を生んだ「ニコニコ商店街」は豊島区南長崎にある商店街だそうです。漫画家さんの聖地として名高い「トキワ荘」が近くにあったまち。そういうまちがまたひとつ新しい作品を世に為したと考えて読んでみるのも良いかもしれません。→ iTunes プレビュー 『ニコニコしょうてんがい』
"Paberish" は「あなたが持っている知識やテクニック、秘密を執筆し、「スクロールブック」としてデジタル出版することができます」という触れ込みでスタートした iPhone App。特徴が前述の「スクロールブック」という横書き文章を縦にスクロールする形式と、アプリの中でそのブックを「販売」可能である、ということ。
そういえば他にそういうサービスあったよな……とブクログのサービス「パブー」を思い出しました。すぐに思い出さなかったのは「パブー」は android アプリはあっても iPhone アプリは無いためでしょうか。改めてみてみると「パブー」は「プロ版」が出ており、「プロ版」へのアップグレードで作品を Kindle Store や kobo ebook store に連携して販売できりようになっていました。これから更に連携先サービスを拡充するように書かれていますが、Kindle Store で充分な印象を持ちます。あとは筆力とプロモーション力があれば……という気になります。
とはいえ結局 Amazon に基盤システムを押さえられたようなことになっていて、日本から発するサービスでこのような状況をつくりだせないものなのだろうかという気持ちにもなります。なにやらお金を Amazon に吸い取られているようでもあり…… とはいえ、本から始まって全てのモノを販売できるサービス基盤を作り、次には新しい本のカタチと販売基盤を作ろうというその積み重ねには尊敬の念を抱きます。
というようなことを調べているなかで、パブーが開催した作家発掘プロジェクトから生まれた絵本が iPhone アプリになっていることを知りました。この作品、ちゃんと単行本の絵本になって Amazon で788円で購入できるのですが、アプリは無料公開されています。
『ニコニコしょうてんがい』の作者ソ・ミジさんはイラストや絵本を描く活動の場として東京を選んで来られた方。「パブー」を足がかりにしてこの作品は生まれたことになり、こういうチャンスを与えるサービスというのはいいな、と思います。
e-book は文字及びナレーションが日本語と韓国語の2バージョン選ぶことができます。絵本も韓国語版があって、韓国の書店に並んでいたりするのでしょうか。
e-book の絵本には BGM と読み聞かせのナレーションの OFF/ON が出来るようになっていて、両方試してみました。こうなると絵本とアニメーションの境界線は曖昧になってきて、どっちなんだろうと思ってしまいます。NHK 教育テレビのアニメーションで、こういうのがあったかもしれないなというような既視感を感じます。
でも絵本という形式はもともと自由なもので、小さいものから大きい版までその絵本に一番合ったサイズやフォントで世に生み出され、子供達が読んできました。飛び出す絵本は自分が子供の頃にも親しんだ記憶があります。音にしても、Eric Carle さんの『だんまりこおろぎ』がうちにありますが、最後にこおろぎ君が鳴く時本当に音が出るようチップが埋め込まれてたり。一番新しい試みがなされてきて、これからもされていく分野なのかもしれません。
そんな理屈も本を読む子供達には関係なくて、魅力的なものであるならばきっとながく読まれていくのでしょうね。
ちなみに「ニコニコしょうてんがい」は実在します。「ニコニコ商店街」という名前の商店街じたい複数あるようなのですが、この作品を生んだ「ニコニコ商店街」は豊島区南長崎にある商店街だそうです。漫画家さんの聖地として名高い「トキワ荘」が近くにあったまち。そういうまちがまたひとつ新しい作品を世に為したと考えて読んでみるのも良いかもしれません。→ iTunes プレビュー 『ニコニコしょうてんがい』
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