ブックリーダーアプリを複数使っていますが、それら操作は割りと似通ってきているように感じています。それならばいくつも無くていいのでまとまって欲しいと使う方としては思うのですが、現在のところ作り手・売り手の意欲というものの方が勝っているようで使う側としては意のままにならない状況です。
メインストリームとなるリーダーは共通化され、そこで持っている書物をシームレスに読めるのがいいと思うのですが、そういった使い勝手が実現されたうえで、先週の「日本一読みづらい電子書籍」について述べたように「小ロットで自分が読みたいスタイル」を使えるようになっても良いのではないかと考えます。
例えば tapestry という iPhone/iPad アプリケーションがあります。これは操作を限定したインターフェースを採ったものでユニークだといえます。ひとことでいうと「タップして次のページに進む」というシンプルな操作しか出来ないのです。
iPhone で tapestry をダウンロードすると使い方を説明する作品と、いくつかの英文でつくられたサンプルが読めます。見ていてもサンプルが増える訳でなし、どうやって使うことを想定してるんだろう……と最初思っていたのですがウェブサイトの tapestry.is の方にアクセスしてやっと分かりました。自分で tapestry で読める作品を作って下さい、というものなのですね。
試しに先日自分が書いたブログの一遍を tapestry で読める作品にしてみたのでその手順を紹介します。tapestry.is にウェブでアクセスするとガイダンスの文章が表示され、sign up へのリンクが右上に出てきます。sign up すると今度は右上に "create" のメニューが出て作品が作れるようになります。この作品を作る操作は、今のところ PC での操作の方がやり易いように思います。少なくとも iPhone では難しいように思いました。
"create" をクリックすると "Create a new story" と表示されます。入力欄にタイトルを入力して "Create" ボタンをクリックすると作成が始まります。
tapestry は iPhone/iPad でアプリを使って読むことを前提としたサービスなので、画面は iPhone のインターフェースで表示されます。デフォルトでダミーの内容が入ったタイトルページと本文ページが表示されるので、それを右側に表示される入力欄を使って編集していきます。ほぼ直感的に操作は分かりました。
ただシンプル過ぎて、どうやって保存するのか分からずに、一度作ったものが全部消えてしまいやり直しになりました…… 自動保存されるようなのですが、一作品作った今でも完全には理解できていません。上に表示される "Preview story" で内容確認すると保存されているように思えましたが本当にそうなのか定かでない。
作品をつくっていくのは、Microsoft PowerPoint で高橋メソッドのスライドを作るようなイメージが分かりやすいかもしれません。いちページ内でも、タップして続きの文書を表示するように [Pause] というタグを差し挟めるようになっているのですが、挟んだはずの [Pause] がちゃんと入るところといつのまにか保存されずに消えてしまうところがあったり……
なお、写真や動画でページを作成することも出来ます。Twitter へのポスト機能も挿入できます。今回は写真はもともと挿入していたものを使うことにしました。また、表紙の背景にも写真を使うことにしました。
作り終わると作品のリンクと、Twitter と Facebook へのポスト機能が表示されます。
Twitter だとこんな感じです。
Facebook だとこんな感じですね。
先述したように tapestry は iPhone や iPad で読ませる前提のものですので、作成されたリンクをブラウザで開くと「アプリをダウンロードしてね」というガイダンスが表示されます。また、URL を iPhone に SMS で送信するウィンドウも用意されています。
では、iPhone で読んでみます。
早速困惑したのですが、自分で作った作品のサムネイルがちゃんと表示されません。表紙に使った写真も表示されないし、画面真ん中の白い□は日本語がサムネイル化の段階で化けてしまったのか……本文はちゃんと表示されるのですが。タップして開きます。
タップすると著者名が出るようにしてみました。こんなふうに、同じ画面の中でも表示タイミングを分けることが出来るのですが、「次に進む」しかないのでシンプルです。
本文について、例えば背景色やフォント色、フォントタイプを変えられるのだろうかと作成画面をあれこれ触ってみたのですが、選べないように思えました。今後サービスとして継続するならば、もしかしたらバリエーションが増えるのかもしれませんね。
今回途中に Twitter にポストを飛ばす機能はつけませんでした。最初は余り必要性を感じなかったのですが、例えばメンター的な文章だったり思わず引用 Tweet したくなるようなページがあったら、これは使ってしまうかもしれないと思いました。ちなみに最後まで読むと、Twitter でシェアするアイコンが表示され、更にコメント、評価するができるようになっています。
iPhone をお持ちでしたら試し下さい↓
異国のまつり - tapestry
tapestry はエッセイやコラムなど比較的短い文章を読むことを想定して作られているようです。作った作品を公開せず、自分でしか読めないようにプライベートモードにすることもできるようなので、著作権上勝手に公開するのが問題があるような作品であっても、この形で読みたいと思ったらプライベートモードでつくって自分だけで楽しむ、というようなことも考えられるかもしれません。
ただし作るのはそれなりに手間です。上記で30分くらいはかかったでしょうか。わざわざそんなことをして読むひとは、そんなには居られないでしょうね。今後機能が継続して、ある程度原稿をポンと入力するとある程度形にしてくれて、それを修正する程度の手間でできるようにしたらちょっと広まるかもしれません。あとは Gumroad を簡単に設定できたらどうか、とか。Gumroad は ¢99 以下の商品は扱えないようなので現実的ではないですが、このリンクを tapestry 側で作る感じですね→ 異国のまつり
メインストリームとなるリーダーは共通化され、そこで持っている書物をシームレスに読めるのがいいと思うのですが、そういった使い勝手が実現されたうえで、先週の「日本一読みづらい電子書籍」について述べたように「小ロットで自分が読みたいスタイル」を使えるようになっても良いのではないかと考えます。
例えば tapestry という iPhone/iPad アプリケーションがあります。これは操作を限定したインターフェースを採ったものでユニークだといえます。ひとことでいうと「タップして次のページに進む」というシンプルな操作しか出来ないのです。
iPhone で tapestry をダウンロードすると使い方を説明する作品と、いくつかの英文でつくられたサンプルが読めます。見ていてもサンプルが増える訳でなし、どうやって使うことを想定してるんだろう……と最初思っていたのですがウェブサイトの tapestry.is の方にアクセスしてやっと分かりました。自分で tapestry で読める作品を作って下さい、というものなのですね。
試しに先日自分が書いたブログの一遍を tapestry で読める作品にしてみたのでその手順を紹介します。tapestry.is にウェブでアクセスするとガイダンスの文章が表示され、sign up へのリンクが右上に出てきます。sign up すると今度は右上に "create" のメニューが出て作品が作れるようになります。この作品を作る操作は、今のところ PC での操作の方がやり易いように思います。少なくとも iPhone では難しいように思いました。
"create" をクリックすると "Create a new story" と表示されます。入力欄にタイトルを入力して "Create" ボタンをクリックすると作成が始まります。
tapestry は iPhone/iPad でアプリを使って読むことを前提としたサービスなので、画面は iPhone のインターフェースで表示されます。デフォルトでダミーの内容が入ったタイトルページと本文ページが表示されるので、それを右側に表示される入力欄を使って編集していきます。ほぼ直感的に操作は分かりました。
ただシンプル過ぎて、どうやって保存するのか分からずに、一度作ったものが全部消えてしまいやり直しになりました…… 自動保存されるようなのですが、一作品作った今でも完全には理解できていません。上に表示される "Preview story" で内容確認すると保存されているように思えましたが本当にそうなのか定かでない。
作品をつくっていくのは、Microsoft PowerPoint で高橋メソッドのスライドを作るようなイメージが分かりやすいかもしれません。いちページ内でも、タップして続きの文書を表示するように [Pause] というタグを差し挟めるようになっているのですが、挟んだはずの [Pause] がちゃんと入るところといつのまにか保存されずに消えてしまうところがあったり……
なお、写真や動画でページを作成することも出来ます。Twitter へのポスト機能も挿入できます。今回は写真はもともと挿入していたものを使うことにしました。また、表紙の背景にも写真を使うことにしました。
作り終わると作品のリンクと、Twitter と Facebook へのポスト機能が表示されます。
Twitter だとこんな感じです。
Facebook だとこんな感じですね。
先述したように tapestry は iPhone や iPad で読ませる前提のものですので、作成されたリンクをブラウザで開くと「アプリをダウンロードしてね」というガイダンスが表示されます。また、URL を iPhone に SMS で送信するウィンドウも用意されています。
では、iPhone で読んでみます。
早速困惑したのですが、自分で作った作品のサムネイルがちゃんと表示されません。表紙に使った写真も表示されないし、画面真ん中の白い□は日本語がサムネイル化の段階で化けてしまったのか……本文はちゃんと表示されるのですが。タップして開きます。
タップすると著者名が出るようにしてみました。こんなふうに、同じ画面の中でも表示タイミングを分けることが出来るのですが、「次に進む」しかないのでシンプルです。
本文について、例えば背景色やフォント色、フォントタイプを変えられるのだろうかと作成画面をあれこれ触ってみたのですが、選べないように思えました。今後サービスとして継続するならば、もしかしたらバリエーションが増えるのかもしれませんね。
今回途中に Twitter にポストを飛ばす機能はつけませんでした。最初は余り必要性を感じなかったのですが、例えばメンター的な文章だったり思わず引用 Tweet したくなるようなページがあったら、これは使ってしまうかもしれないと思いました。ちなみに最後まで読むと、Twitter でシェアするアイコンが表示され、更にコメント、評価するができるようになっています。
iPhone をお持ちでしたら試し下さい↓
異国のまつり - tapestry
tapestry はエッセイやコラムなど比較的短い文章を読むことを想定して作られているようです。作った作品を公開せず、自分でしか読めないようにプライベートモードにすることもできるようなので、著作権上勝手に公開するのが問題があるような作品であっても、この形で読みたいと思ったらプライベートモードでつくって自分だけで楽しむ、というようなことも考えられるかもしれません。
ただし作るのはそれなりに手間です。上記で30分くらいはかかったでしょうか。わざわざそんなことをして読むひとは、そんなには居られないでしょうね。今後機能が継続して、ある程度原稿をポンと入力するとある程度形にしてくれて、それを修正する程度の手間でできるようにしたらちょっと広まるかもしれません。あとは Gumroad を簡単に設定できたらどうか、とか。Gumroad は ¢99 以下の商品は扱えないようなので現実的ではないですが、このリンクを tapestry 側で作る感じですね→ 異国のまつり
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